ハイリハイリフレ背後霊過去ログ61〜70




70.エステサロンはインチキ商法が多いので 2003.04.01

T君が書いていた話。

茶髪がはやりはじめた頃、K大の近所の電柱に

「エステサロンはインチキ商法が多いので注意してください」

という貼り紙があった。その後、近くの電柱に

「茶髪にカラオケ携帯電話三つそろえば本当の馬鹿」

という貼り紙を見つけた。さらにその後、

「茶髪が個性と言うけれどみんなしてるよそれって個性?」

という貼り紙があった。誰が何の目的で貼っているのかは不明である。

【字数指定なし】

69.塾長からの手紙 2003.03.31

2003年3月29日の夜、京都に住んでいる友人のY君からこんな連絡が来た。

今、住んでいる家のほうに おぼつかないワープロ?で、変な手紙がきました。
電話で確認すると、実家近くの友人全てに来てました。
(中略)
至急、請求書在中の赤いはんこが押され、
○○ ○○殿
又はご父兄方々 と封筒にものすごく急ぎのように記載されていました。

実はこれを読む前、兵庫県在住のTさんからもほとんど同じ話を聞いていた。以下は、Tさんのところに来た手紙の文章である。

返済請求通知書

冠省

貴殿が以前ご使用になりました携帯電話における出会い系アダルトサイトのご利用代金が左記のとおり未納になっております。

弊社は債権者より貴殿に対する金銭消費貸借契約の債権を譲り受けました。

貴殿が本日に至るまで延滞を続け、完済されない事は、誠に遺憾です。

つきましては、本状到着後3日以内に、以下の銀行口座にお振込みの上お支払ください。

なお、万が一にも貴殿よりお支払い無き場合には

壱 弊社より、不良債権回収専門チームに債権が譲渡されうること

弐 残債に対しまして年29.2%の遅延損害金が完済に至るまで永遠に加算されつづけること

参 貴殿に対して、裁判所による訴訟提起・差押はもちろんのこと、貴殿のご自宅・ご実家・勤務先会社を、回収員が調査の上直接訪問し(出張旅費もその時併せて申し受けます)ご父兄若しくは上司にも証拠書類の提示による説明の上、現場にてお支払頂くこと

も辞しませんので、十分お含みおきの上、早急にお支払いただくよう請求します。

尚、金額の大小に係らず、たった一度の返済でも銀行個人信用情報センター・CIC・CCa・全国信用情報センター連合会などのいわゆるブラックリストに事故として記載されます。そうなりますと最長7年間は住宅ローンやマイカー購入ローンは事実上門前払いとなり、クレジットカード一枚ですら作成不可能となります。またIT情報化社会の現在では、就職・転職・ご結婚・昇進の際に著しく不利になりますことを、老婆心ながら進言申し上げます。

                             草々

平成十五年 三月吉日

ナニワ侠真連合興業 代表取締役

わかば債権回収機構 常任理事

政治結社 大日本救世維新塾 塾長

山本 芳裕

           記

未納代金 18,280円

振込入金先(必ず電信振込で願います)

三井住友銀行 大阪中央支店

普通預金口座 XXXXXXXX番

口座名義 ヤマモト ヨシヒロ

Y君のところに来た手紙は、本文は全く同じで、塾長の肩書きだけが違っていた。おそらく、相手の住所によって使い分けているのだろう。

近畿連合興業   代表取締役

さくら債権回収機構 常任理事

政治結社 日本救国青年決起塾

          塾長 山本 芳裕

           記

未納代金 18,280円

Y君もTさんも身に覚えがないという。さらに怪しいのは、二人とも18280円を請求されているということである。たとえ覚えがあったとしても、同じ金額を請求されるのは不自然である。また、「届いてから三日以内に払え」とあるのに、この書類自体の発行日は「三月吉日」としか記載されていない。請求書に発行日が書かれていないのはおかしい。さらに、「永遠に加算」など、明らかにおかしな表現がある。

もし本当に「年29.2%の遅延損害金が完済に至るまで永遠に加算されつづける」ならば、私ならもっと地味な請求書を送り、金額が大きくなるまでしばらく置いてから取立てをするであろう。

以上より、これは流出した携帯電話の顧客名簿を使った詐欺であると私は断言する。

【字数指定なし】

【参考】画像

【2003.4.2の追記】

http://www.sozoc.pref.hyogo.jp/soudan/seikatsu/press/press20030221.htm より引用。携帯電話の顧客名簿ではなく、同窓会名簿のようである。携帯電話メーカーの皆様、申し訳ありません。

兵庫県立神戸生活創造センター生活科学部 記者発表(2003.2.21)

記者発表日    平成15年2月21日

タイトル 県下全域で苦情急増 〜覚えのない出会い系サイト使用料請求 高校の同窓会名簿悪用か?〜

「使った覚えのない携帯電話の出会い系アダルトサイト利用料の請求書が突然届いた」という苦情が県下各地に断続的に寄せられており、全域に広がり始めている。いずれも封書で特定の高校の卒業生に郵送されており、「返済請求通知書」と記載された文面はほぼ同じ。

県内各地の消費生活相談窓口には、昨年11月21日から苦情が寄せられはじめ、2月20日までの3ヶ月間に1,182件に達している。覚えのない請求は支払わないようにしましょう。

1 県下の主な消費生活窓口に寄せられた苦情相談件数 (県立神戸生活創造センター、県立生活科学センター及び市町消費生活相談窓口) (中略)

2 封筒の特徴及び文面 

【封筒の特徴】宛名は手書きで横に「ご父兄方々」と記載。「至急」「請求書在中」と赤で押印。 

【請求通知書の主な内容】

・ 「携帯電話での出会い系アダルトサイト料の利用代金が未納。本状到着後3日以内に銀行口座に振込むように」と書かれている。

・ 振込先は大阪府内の銀行の支店の普通預金口座の個人名義

・ 債権を譲り受けたと記載し、差出人は 特定の3つの肩書きで、債権回収業者や政治結社をうかがわせる団体名を名乗っている。住所・電話番号の記載はない。

・ 支払わなければ「裁判所による訴訟提起・差押さえ、実家や勤務先へ回収員が請求に訪問する、出張旅費も併せて申し受ける」「一度の遅滞でも金融機関のブラックリストに事故として記載され、就職や結婚に不利になる」などと記載。

 【請求金額】 19,050円、19,400円、19,480円 のいずれか

3 相談の特徴

・ 請求を受けているのは19歳から30代前半の男性ばかりで、特定の高校卒業生に集中

・ 請求金額は一律で(19,050円、19,400円、19480円)の3とおり。

・ 相談者の中には携帯電話を持っていない人もいる。

4 消費者へのアドバイス 

(1) 相談者の出身高校は数校に限定されており、同窓会名簿などを見て、無作為に請求の封書を郵送している可能性があります。

(2) 身に覚えのない請求は、支払う必要はありません。過去の同様の事例では業者から連絡してきたり、法的措置を取ったケースはありません。

(3) 覚えのないまま支払ってしまった場合、最寄の警察署に被害届けを出してください。

(4) 業者から仮に連絡があっても毅然とした態度をとり、個人情報(現住所、電話番号、勤務先など)は絶対に漏らさないようにしましょう。

(5) 不安な方は、最寄の消費生活相談窓口に申し出てください。(神戸生活創造センター 相談専用電話 078-360-0999)

債権回収業者からの手紙の文例(略)

68.パイ=マリレ、ハウ=ハウ 2003.03.30

高校生の頃、世界史が苦手だった。理由はいろいろあると思うが、内容に興味がわかなかったというのもその一つだったと思う。ただ教科書を端から全部覚えようとするので、途中で投げ出してしまうのだ。

浪人になってからはあえて試験に出なそうな本ばかり読んでいた。

「オセアニア現代史」山川出版社より

タラナキ戦役の敗残マオリ兵テ=ウアは六二年、息子を生贄にした。彼によると、天使ガブリエルからマオリ民族をユダヤ人につぐ第二の選民にするために息子をあがないにせよというお告げをうけたからであるという。

彼の創設した(中略)パイ=マリレ教の信者は(中略)右手を上げて『パイ=マリレ、ハウ=ハウ』と唱えれば銃弾にあたらないと信じた。

こういう記事を見つけるために自発的に本を読みまくったからか、成績は勝手にどんどんあがった。必死で勉強していたときは全然あがらなかったのに、皮肉なものである。

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ところで、「パイ=マリレ、ハウ=ハウ」と似たようなものは他にもいろいろある。

「マジマジという『神様の水』を飲むと弾にあたらない」(アフリカ)

「義和拳という拳法を修行すると弾にあたらない」(中国)

大学に入ってから、少林寺拳法の演武を見にいった。そこではあの「義和拳」の形が演じられていた。しかし、解説には弾にあたらなくなるとは書いていなかった。

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学研「ブックス・エソテリカ」シリーズ「古武道の本」には、合気道開祖の植芝盛平が昔(「のらくろ」ぐらいの時代)、モンゴルで機関銃で撃たれたけれども弾の軌跡が「見える」ので全部よけられた、という話が載っている。

『弾丸が飛んでくると、ひょいひょいと首や体をねじって避けるだけじゃった』

映画「マトリックス」の、のけぞって弾を避けるシーンを思い出した。

【字数指定なし】

67.東京ラプソディー 2003.03.29

1998年の1月ごろ、東京に行った。珍しい大雪の後で、黒くなった雪が道路のあちこちに残っていた。友人と一緒に新宿の場末の映画館で「新座頭市物語・破れ!唐人剣」を見ていたら、横で浮浪者らしき二人組が殴り合いをはじめた。そちらに気を取られているうちに、いつのまにか映画は終わってしまっていた。廊下に出ると、血だらけになった男が「あ、あの野郎許せねえぶっ殺してやる」とわめいていた。その映画館には似たような人たちが大勢いて、みんな映画は見ずに一日中そこで暮らしていた。なんだここは、と思いつつ次に近所の高島屋に行った。人が大勢集まって何かを見ている。近寄って見てみると、下の道路に人間の手と頭が落ちていてびっくりした。その後、大きなTSUTAYAがあったので寄ってみた。すると、「ニューヨーク市警特別捜査官 スーパー・ニンジャ」というビデオを見つけた。気になったが、旅行中なので借りることはできなかった。

【字数指定なし】

66.ザ・ガードマン 2003.03.28

まだ大学にいた頃だ。私はその頃課題のため徹夜続きで、眠くてたまらなかった。白く光る曇り空を見ているとなんだか目がちかちかする。中途半端な空き時間ができたので、大学の図書館に入ったが、本を眺めていても頭が痛くて楽しくない。それですぐ外に出てきてしまった。

そこで私が見たのは、異様なまでにきちんと並べられた自転車の列であった。すべての自転車がやや左を向いた形で「すきまなく」並べられているのだった。ペダル同士がぶつからず、互い違いになるように巧みに組み合わされてあった。こんな状態であるから、私の自転車がどこにあるのか見つけるのは大変だった。見つけてから取り出すまでがまた大変だった。少々押してもびくともしないのである。やむを得ず、やや乱暴なやり方でなんとか自転車を引きずり出したが、そのためにすこし配列に乱れが生じた。

その時、私は怒りに満ちた視線を感じた。振り向くと、ガードマンの姿をした男がこちらを睨みすえているのだった。はじめは訳がわからなかったが、やがて私は理解した。あのガードマンが自転車をこんな風に並べたのだ。そして、その作品を壊した私に向かって怒りの炎を燃やしているのだ、と。私は非常に気持ち悪くなり、逃げるようにその場を離れた。ガードマンはいつまでもこちらを睨んでいた。

【字数指定なし】

65.太陽科学教育大学(発動編) 2003.03.26

その日、昼の十二時半頃、大学生協の中央食堂前を通りかかったところ、強い波動を感じた。そこには黄色いハンチングをかぶった白いあごひげの老人がいて、何かを配っている。受け取ってみると、それは次のようなものであった。

(一枚目・表)

(注・熊野市の「花の窟神社」の地図)

イザナギノミコト
高天原神主、伊邪那美命の玉音放送
本放送を信じる者のみが
未来へと巣立たれるものと思え
一九九三年八月一五日
太陽科学教育大学

1993年8月15日
見えざる世界から
放送があったと
言われている。
その一部を下の
横長のコラムで
お知らせします。

(注・囲み記事)

(男神) (只今、謹慎中)(男の神々)
1993年8月15日、イザナギノミコト以下八百万(ヤオヨロズ)の神々が
宇宙世界の大政奉還を、大天体の大統領に行ったと
言われている。丸山茂夫記(太陽科学教育大学)03-XXXX-XXXX
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
向上心をもって一人一人が自分で考えることが大切。
下向心はいけない。なぜか?考えてみて下さい。
『赤信号みんなで渡れば恐わくない』
人間は眞違ったことを平気でやってきたことになる。
一人でもそれは、『眞違っている』と言い出すことが大切。
『教育』とは自分自身で考えて行動することを教えること。
自分自身を鍛えあげて下さい。 丸山茂夫記(太陽科学教育大学)
     キタ (菜食主義者)ベジエタリアン

(一枚目・裏)

他のもの(「人間のクズ(カス)云々」)と同じ文面のため省略。

(二枚目)

表裏とも「GON!」1997年11月号の記事「地球連邦総帥に単独インタビュー成功!!」のコピー。

(丸山茂夫さんのプロフィール)1921 長野県松本市に生まれる
松本中学、東京外国語学校西語部貿易学科卒業、名古屋高商商工経営科卒業
GHQ通訳、商社員等を経た後、渋谷区代官山にアラビア語学校開設
197X 読売新聞に登場
1985 「世界維新運動」に参加後、「太陽科学教育大学」「未来の会」「地球連邦」主宰
1996 交通事故に遭う
1997 富士山登頂に成功
著書に「日本語の起源」。ヒッタイトと日本人の関係を鋭く指摘し、学会を震撼させる。日、中、露、独、仏、英、スペイン語、アラビア語が堪能。

以下、インタビューの部分だけを引用する。(はじめは「抄」という形にしようと思ったが、すばらしすぎて省略できないので、全文とする。)

――読者がビラを送ってきたのですが…
○日本人はね、アラビアからやってきたんだよ。そのときに相当悪いことをしてきてるんですね。ゴールドを求めて、殺人と略奪の限りを尽くしたんですな。ちなみに英語は日本語を経由して形成されたんだよ。
――ははあ…
○人間は間違ったことを平気でやってきたんだよ。だから一人でも「間違っている!」と言い出すことが大切なんだよ。それでビラを撒いてるの。「ムー」とか「たま出版」って知ってる?何、知ってる。君、この二つの名前を知ってるなんて相当深いところまで首を突っ込んでるんだねえ。ここだけの話だが「ムー」や「たま出版」の書物を読めば世の中のカラクリがすべて理解できるんだよ。
――「ムー」と「たま出版」がですかあ…。
○私ね、その方面の研究を小さいときからやらされてきてるんですよ。私のスペイン語の恩師が大本教の信者だったんですね。この人は立派な人でね、東京外語大の名誉教授にまでなったんだけど、自分のことを心霊学者と名乗ってたんだな。それで、授業の合間にそのテの話をきかせるんだよ。
――それがきっかけなんですね。
○その後ね、ある人が「世界維新運動」ってのを旗揚げしまして、その会合の司会進行役をやらされるんですよ。「世の中をひっくり返してやる」という集まり。
――いつ頃のはなしですか?
○1985年、世紀末から数えて15年前。で、さらに別の運動にも参加し、現在は自分で3つの会を主宰してるんだな。それが「太陽科学教育大学」と「未来の会」と「地球連邦」。もう、このさいだから「今の体制は間違ってるぞ」と正面切って言っちゃうよ。言論の自由だから逮捕できないだろ?
――3つの会の違いはなんですか?
○名前だな。基本的には内容は一緒。ただし、この名前、私が勝手に付けたわけじゃない。見えざる世界から指令がくるんですな。仲間に、そっちからの念波を受け取る能力の持ち主がいまして、その念波を日本語にね。まあ、どの会も参加費は一回500円。これでお茶とお菓子が付いてくるんだよ。
――多分、これを読んだ読者も興味を持つと思いますよ。ところで、丸山さん御自身は念波の方はいかがなんですか。
○まだメッセージを解読するまでには至ってないですけどね。ただ、自分の身を守る能力は凄いよ。東銀座にマガジンハウスってあるでしょ?以前、あそこの前で車にひかれたんですよ。ところがですね、その車が私の身体の上を通り過ぎようとした、その瞬間ですよ。車がピューッと宙に浮いたんですよ。私は無傷でしたが、運転手に言ってやりましたよ。「他人の身体の上を車で通り過ぎるとは無礼じゃないか」ってね。そいつはお詫びにと、最中を買ってくれましたよ。四面四角に謝るという意味ですよ。
――それは凄い話ですね!
○あとね、こういう運動をしているから、私の存在を望まない人間もいるんですよ。それで私を銃撃しようとした奴がいたんだけど、引き金を引こうとした瞬間にね、そいつは手足が痺れて地面に崩れ落ちたってこともありましたね。
――まさに見えざる世界の力ですね。
○すべて修行のタマモノなんですよ。こうして毎日ビラをまくのも修行です。私は75歳だが、今年の夏には富士山に登ってきたんですよ。その時、自衛隊の一個小隊とすれ違いましてね。大声で一喝してやったら、隊員達は背筋がピンとなりましたよ。私はね、歳をとればとるほど体は元気になってますよ。
――私でも実践できる修行はありますかね。
○まず、外から帰ってきたら足を洗いましょう。手を洗うときも、肘まで洗うといいですよ。ま、風呂にはいるのが手っ取り早いが、とにかく足を洗うことだね。
――試してみますよ。あと、そろそろ時間なのですが言い足りない事はないですか。 ○世紀末とは1999年に急に来るものじゃない。既に21世紀への変革は始まってるんです。そのための準備が必要なんですよ。21世紀というのは、見える世界と見えざる世界が一緒になって生活していかなくちゃいけないんです。見えざる世界に詳しい人に接近して、学ばなくちゃいけない。そして、魂を清め、身体を鍛えなくてはダメだ。あと一つ、今までの学校教育、社会通念は間違っているということ。何が正しいか、自分で考えなきゃいかん。今までの学問なんてデタラメのでっちあげ。これらは崩壊していくんですよ。私に言わせれば、今の大学教授なんて価値無し!使い物になりませんよ。太陽科学教育大学で使ってくれなんて言う奴も多いんだが、どいつもこいつも話にならないよ。でもね、物理、化学、数学、語学はちょっと役に立つかな。

余白部分の「岩壁」氏の書き込み。(表)

自主活動
岩壁節子
0423-XX
XXXX

自主活動の岩壁と丸山茂夫氏が出会ったときは、普通の岩壁と丸山氏。
ところが犬の年の11月から2人は神様と同体の世直しコンビ。まずは
3年になるラストコース。クリアーですよ!。社会の求めていた事がここにありですね。
アピール:微生物:バクテリアの天国を返してくれ!車は足取られてヘビ。
平成9年
10月21日
11月2

同(裏)

自主活動 毎月第1日曜日京王線、小田急線、永山駅
岩 多摩市市立公民館 下車
壁 1:00〜5:00 (3分)

私はその年の夏、北海道で「丸山」氏のビラを偶然入手して以来、ずっとそれについて考えていた。それが今日、滅多に行かないところにたまたま行った私の前に本人が現れ、手づからビラを渡してくれたのである。「丸山」氏は全国を行脚していて、たまたまその日京都に来ていたのだ。このシンクロニシティに、不思議な因縁を感じずにはいられない。

とりあえず、「丸山」総帥に話しかけてみた。

大山「あのう、これと同じものを北海道大学で見たんですが」

総帥「えっ、私、私みたの(うれしそうに)」

大山「いや、そうじゃなくてこれと同じ内容のビラを」

総帥「(うれしそうに)あーあーあー、このあいだ行ったんだ。あなた籍おいてるの」

大山「いえ、学校の用事で行ったんです」

総帥「しっかりがんばってね。…今度四国行くんだ。

大学の教授たちのことをぼろくそに書いてるからね、こっち(二枚目の方)は教授たちには?あげないの。こっち(一枚目)だけ。(ビラまきに戻ろうとする)」

大山「あのう、この岩壁っていう人はどういう人なんでしょうか」

総帥「女の人だよ、50才ぐらいの。がんばってる(ビラまきに戻る)」

総帥は背筋もピンとして声にも張りがあり、とても75歳とは思われないほどでした。またいきなりの質問にも愛想良く答えてくださり、シンパの人が多いのもうなずけました。病んだ現代社会を正しい方向に戻すために全国行脚する総帥の熱心さには頭が下がります。私も歳をとったらあのような老人になりたいものだと、今回の取材を通して思いました。

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その後、インターネットを通じて、丸山茂夫不安倶楽部 http://www.geocities.co.jp/Bookend/8128/ といったファンページがあることも知った。東京では意外に有名な人のようである。

【字数指定なし】

【参考】ビラ

64.太陽科学教育大学(接触編) 2003.03.25

私が京都で大学生活を送っていた、1997年ごろのことである。北海道大学に用があって行った時、面白いビラを見つけた。学食の階段の壁はビラを貼るスペースになっていて、大抵は普通のクラブ・サークルのビラで埋まっている。しかしその一角から強いフォースが感じられたので、目を凝らしてみると、やっぱりあった。余白を恐れるかのようにぎっしり書き込まれた独特の字体の文字。やたらと念の入った注と後からの書き込み。そして意味不明の内容。

(ビラの表)

−−イザナミの神様で女の神様です。−−

人間社会がまちがえて進んでいるために。日本の中で今。1番力を出されておられる神様がこの神様だと丸山氏から頂いた資料より引用。「足を使ってまずは行って見て下さい」とのことです。感じますよと。

(注:ここにガイドブックか何かのコピーが入る。熊野の「花の窟神社」の「お綱かけ神事」について。イザナギノミコトをまつっている云々。交通手段、地図も)

女性からの!!→男性の解放。!!
一人一人が社会の人。社会よ!。左右の翼(ツバサ)が自由に解放される時。おのずとバランスがたもたれる。

京の都から東京の都。→日本の元々の神様ですよ。東と京の字を日と口と知る。

舌とは千の口→他楽(ハタラク→働く)の会話が新しい。耳が心をいやす時。空さえも青く晴れもする。
日本の字は。日は太陽。→地熱→ホットなあったかい。そんな会話が人の魂を水のごとく平に光る道→(こうどう)する。→行動は足からスタート。元気の気が入り。食がうまく頂けますよ。

丸山氏のお話しの中で大切なポイントを岩壁の受け止め方で記入させて頂きますと。宇宙の星を原子力でいくつもだめにしてきた魂がこの地球上に生まれ出て、もう他の星に行く事ができなくとざされてしまった。じつは10億年も前より続く世直しプラン。100年も前より神様より自動書記として人類に与えられてきた。まだぐずぐずとわからずやの人間様は、魂はもとより、肉体さえ残りはない。
行動が命→一人一人の行動力が新しい。←字、分、秒。

時は腹時計、足は秒針。心臓も秒針。体に月の字があり、行動に気がある。
→1日3食を頂きましょう。→日と寺で時。米を守りましょうね!

記入者 自主活動 岩壁×子0423-XX-XXXX

(ビラの表に貼り付けてある小さな紙片)

(只今、謹慎中)(男の神々)
1993年8月15日、イザナギノミコト以下八百万(ヤオヨロズ)の神々が宇
宙世界の体制奉還を、大天体の大統領に行ったと言われている。丸山茂夫記(太
陽科学教育大学)03-XXXX-XXXX

どうやら、「岩壁」氏と「丸山」氏の部分は字体からして明らかに別の人が書いている。よくある、一人で大勢のふりをするパターンとは違う。どうやら「太陽科学教育大学」の「丸山」氏が「岩壁」氏の師匠ということらしい。

表の面は主に「岩壁」氏の書いたものだったが、裏面は「丸山」氏の書いたところが多い。「岩壁」氏に比べると、「丸山」氏は割ときちんとした文章を書くので紹介しやすい。

(裏面、「丸山」氏の文章)

世紀末の大切な時に!
女性中心の文明に脱皮せよ!(ドロボー文明から)
母系社会に切り替えよ!(男社会から)
女性ひとりひとりをしたたかな、働きものの、
子育てをするおふくろに鍛(キタ)え上げる。
おばあちやんも、おじいちやんも元気で参加する。
孫娘が、4才、5才になったら、おばあちやんは、
九州・雲仙(ウンゼン)の普賢岳(フゲンダケ)の見学につれて行く。また、
紀伊半島、熊野市の花(ハナ)のイワヤの巨岩の
見学につれて行く。
孫娘が10才になったら、おじいちやんは
富士登山の案内役をつとめ、登頂(トチョウ)体験の
経験を味あわせておく。
年令の多い、女性も男性もひとりひとり自分でこの
お話しを考えて見て下さい。
手を動かし、足を動かして、改革から改革と動き
廻って下さい。指をくわえて人のやることをただ見て
いるようだと、人間のクズ(カス)、粗大ゴミとして片付け
られると言われています。(丸山茂夫記1997.3.23)
月に3回会合を開いて世話人をやつています。
第2日曜日 多摩市民館、向ケ丘遊園下車(太陽科学教育大学)
第3日曜日 神宮前区民館、原宿下車 未来の会
第4日曜日 新富区民館、八丁堀下車 地球連邦
自宅TEL 03-XXXX-XXXX 丸山茂夫

「ガンダム」でおなじみの地球連邦が東京にあったとは知らなかった。

(余白部分の、岩壁氏の書き込み)

。どなたにもおまかせできない。岩壁と共に皆様時代を進める丸山氏は。 !!花咲かじいさん!!のそんな元はアラビヤ語の先生。

まあ、この二人はよくいる「変な人たち」かもしれない。問題はこのビラが北海道大学の食堂にあったということである。なぜ東京のこんな団体のビラが北海道に?

それから数ヵ月後、私は京都で「丸山」氏本人に出会うことになる。(つづく)

【字数指定なし 非常に長いので二回に分割】

63.僕たちは、選ばれた人間なんだ! 2003.03.24

大阪に、XXXというソフトウェア関係の会社があった。昔就職活動で訪問をしたことがあるのだが、何だか不思議な雰囲気の会社で、今でも強く印象に残っている。

12月頃、パンフレットが下宿に送られてきた。パンフレットは3冊で、それぞれ理念編・行動編・大疑問編という題名が付いていた。

中には、こんなことが書いてあった。現代は第四次生産革命「情報革命」の時代である(人類発祥の時代からの年表付き)、我々はその時代の旗手となる選ばれた人間である、我々を一つにまとめているのは「理念」の力である、他のソフトハウスは駄目な会社ばかりだがわが社は違う、社会を成り立たせているすべては「広義のソフトウェア」ということができるが我々が「ソフト」というときはそのことを常に考えている、わが社は今は250人ほどの企業だが将来は千人一万人企業を目指す、とりあえず今年は50人募集する、これからの社会を率いていこうという意欲にあふれた人材は誰でも我々のところに来るのだ、等々。

何だか妙な脚注が多くてよくわからないものだったし、規模の割に募集人数が多すぎたりと怪しいところもあったのだが、文系の人間でも来て良いということははっきりしていたので、とりあえず説明会に行ってみた。

説明会に出てもやっぱりよく理解はできなかったのだが、私は気に入られたのかその後も何度も面談を繰り返し受けることになった。面談は一回1時間ぐらいで、十数回に及んだ。ちなみに、交通費は出なかった。なんでも、よくよく相互理解ができてからでないと入れるわけにはいかない、というのである。面談は「あなたにとって人生とはなんですか」「あなたにとって就職活動とは何ですか」「人生の目的とはなんですか」といった、非常に疲れる話ばかりだった。しかも毎回である。他の会社でもこういう質問はあるのだが、ここの場合は本当に執拗だった。「わからないことはよく考え、答を見つけだす」というのがモットーらしいのである。輝く目をした人たちがじっと私の目を見つめて話しかける。

「あなたはなぜ就職するのですか?」

「給料をもらうためです」

「本当にそうですか?」

「…(ひょっとして違うのか?)」

「そんなことでいいんですか?」

「…」

じっと目を見つめて発せられる「本当に?」「なぜ?」ほど嫌なものはない。宗教の人やアムウェイの人と話し合っているときのことを考えてみれば良いだろう。

ある時、私があんまりのらりくらりとした反応ばかりしていたからか、ついに面接の相手の人が何だかイライラした調子で

「大山さん。わが社は何の会社かご存じですか」

と尋ねてきた。えっ、なんかまずいことでも言ったかな、と思って

「コンピュータのソフト等を作っている会社でしょう」

と答えると

「そんなのは一部でしかない!」

と怒り出した。

「パンフレットはちゃんと読んだのですか!」

「はい」

「何回ぐらいですか!」

「五回ぐらいです」

「そうですか。…おかしいな。うーん」

私は、こりゃもうだめだな、と思いながらも、なぜ怒られたのか理解できずにいるのが嫌だったので、帰ってからパンフレットをもう一度読んでみた。

企業経営の理念を求めて

XXXにとって理念とは

人間は自らの存在理由を問う唯一の動物である。なぜ私は生まれてきたのか、なぜ私は生きているのか、なぜ私は死んでしまうのか。この根本的な問いに古来多くの先達がとりつかれ苦悶してきた。究極的には人間の存在など無意味であるとはわかっていても、それでもなお問わざるをえない。それが人間なのだ。

企業もまた同じである。意味を求めてさまよいつづける宿命を持つ人間の集団だからだ。

(中略)

XXXは自らの存在理由を人生の根本、人類社会の原理にまで遡って、追及する。世の中の変わらぬ普遍の原理への念(おも)いをことばにしたもの、それがXXXの理念である。だからひとりひとりの行動に反映し、会社の行動の指針となる。XXXにとって理念は題目ではない、力なのだ。

何だか宗教じみてるな、とは今だから思えるのであって、当時は真面目にこれを読解しようと努力していたのだった。しかし、やっぱりこの会社はコンピュータのソフトの会社らしかった。はっきりとそう書いてある。わからない。…

やがて電話がかかってきて、次の段階に進むから来てくれというのだった。一度は断ったのだが、「我々は大山さんを高く買っているんです」とか言われてその気になって、また行くことになった。ますますよくわからない。

会社に行ってみると、「大山さんはまだわが社のことを理解していないようだ」と、社長自らの「講義」を受けるように言われた。

社長の講義は10人ほどの学生を円卓に座らせて行われた。社長はやせ型だが精力的な感じの人物だった。

「XXXはソフトウエアの受注生産をしている。オーダーメイドとパッケージソフトの特徴を比較してみよう。オーダーメイドのソフトは『依頼主にぴったりのものだが、値段が高い』。ではパッケージソフトの特徴は?(手を上げさせる)はいあなた」

「『やすいけれども、必ずしも依頼にあわない』」

「そうです」

このような感じでやりとりは行われた。

運転免許を取りにいった時、操縦を間違うと

「こういう場合右折はでき?」

「ません」

というやりとりを強要する教官のことを思い出した。

「経営計画書」とかいう彼らの「行動と理念の指針」(そう書いてある。社員にとって極めて神聖なものらしい)も見せてもらった。「労働運動は認めない。そうして仕事と日常生活を区別する態度はおかしい」(大意)とか「全ての社員は一つであり、そうでなくてはならない」(大意。社長も「労働組合ができたら僕は会社を解散する」とか言っていた)などといったことが書いてある。労働運動を認めないのは憲法違反のような気もするが、そういうことが冷静に言えるようになったのはだいぶ後のことで、そのときはその文書の分厚さと内容の厳しさにただ驚いていた。

3時間ほどの「講義」のあとに、質問コーナーがあった。もっとも、質問をすることはほとんど義務になっていたのだが。そこで、私は気になっていたことを質問することができた。

「XXXはコンピュータのソフトの類を販売している会社ですね?」

すると社長はあっさり答えた。

「そうです」

???

「しかし、面接の時に『そんなのは一部でしかない』と言って怒られたんですが」

「それはたぶん…我々はコンピュータに限らず、社会のような『広義のソフトウェア』の変革を目指している、ということで言ったことでしょう」(大意)

そう、XXXはこの社長を教祖とし、「経営計画書」を教典とし、一致団結して社会をよりよくしようという団体だったのである。そして、私に意味のわからない質問を投げかけたあの社員は

「君はまだ教祖様の真意がわかっていない!」

「教祖様の真意とは何かだって?自分でよく考えるんだ!」

「考えもしないで人に頼るとは何だ。そんなことだから君には教祖様の真意がわからないんだ!」

とどなる、その団体の幹部だったのだ。

革命というのは野球をつうじてもできるんじゃねえのか!?

漫画「アストロ球団」にもそう書いてあった。野球で革命ができるんだからコンピュータでだってできるわけだ。

こんな事があってからもしばらくは面接の続きに行っていたのは、私にも「選ばれた人間」になりたい気持ちがあったからである。宗教の人やアムウェイの人たちも同じような気持ちでそこに入ったのではないだろうか。

「我々はその時のために選ばれた人間になるのだ!」

「乗り遅れてはいけない。その時が来て後悔しても、もう遅いのだ!」

いつ「その時」が来るのか、そもそも「その時」が本当に来るのかどうかも、はっきりとは言えないというのに…。

結局私はその会社に入らなかったし、「選ばれた人間」にもなれなかった。ひょっとしたら将来その会社はその結束力を生かしてすごい大企業になっているかもしれない。しかし、あの妙に狂信的な雰囲気のことを考えると入らなくて良かったようにも思えるのである。

【字数指定なし】

62.鉄塔ファン 2003.03.23

鉄道ファンと同様、鉄塔ファンが世の中には大勢いる。鉄塔というのは送電線が載っているあの鉄塔のことである。以前、「第三種電気主任技術者」の試験勉強をしていたときに、こんなサイトを見つけた。

「鉄塔--今まで気付かなかった身近な存在」http://www.age.ne.jp/x/h2corp/

いつもそばにあるのに、気付いていない、
身近なのに、見落としてしまう存在。
大切なのに、おろそかにしてしまうこと。
鉄塔は、そんなことを、教えてくれるような気がします。

これは序文なのだが、実に鉄塔に対する愛が満ち満ちているではないか。確かに、鉄塔がなくなったら大変なことになる!

私がこういうマニアの人たちのページを見ていてうれしくなるのは、こんな文章に出くわしたときだ。

一見普通の鉄塔に見えますが・・・何か物足りません。
そうです。真中の二回線分の腕金(6本)は送電線をつかんでいません。
腕金だけあって碍子も送電線も無いというのは何だか変な感じがしますね。

何気ない記述の中に、実に深い味わいがある文章である。

男女間の「愛」だけが「愛」なのではない。鉄塔やマンホールといった無生物に注がれる「愛」だってあるのである。むしろ相手からの見返りを期待しない分、その「愛」は純粋であるとさえいえるのだ。

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61.忍者寺 2003.03.22

金沢の「忍者寺」(日蓮宗正久山妙立寺)というところに行ったことがある。

実はこの寺は忍者とは全然関係ないのだが、それはそれとして、落とし穴や隠し階段、「切腹の間」など、変なからくりがたくさんあって面白かった。

この寺が創建された江戸時代初期、外様大名の多くが次々に改易されていった。それを免れるために、前田家の殿様は「鼻毛を伸ばして馬鹿殿様を演じ」(パンフレットの文章による)るなど、非常に苦労したそうだ。

建物は二階建てのように見せかけた四階建てである。当時「三階建て以上の建物を作ってはいけない」という幕府のきまりがあり、これに違反していることが明らかになると、前田家は存亡の危機に陥る。そこで違法建築をごまかすために、階段を押入れの中に隠すなど、いろいろな工夫をしたというのである。

それではそんな大変な思いをして作った三階には何があるかというと、ただの「殿様用の茶室」なのであった。

「刀が振り回せないように天井が低くなっています」

「三階から直接井戸の水をくみ上げられるように、ここに滑車がついています」

「水をここから流すことができます」

などと、ガイドの人はいろいろ教えてくれるのだが、

「そもそも、そんなにしてまで茶を飲みたいものだろうか?」

という根本的な疑問はとうとう晴れなかった。

「たぶん今の感覚でイメージしたら駄目なんや。そのころはきっとすごい面白かったんやで、茶道。インベーダー今やったらしょぼいけど、昔は日本中がものすごい熱狂したやんか」

「それに、隠れて飲んだ方がうまいのかも」

「高校生がトイレでタバコを吸うようなもんかな」

大方このようなことを、われわれは話しあった。

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