2002年8月の記録
8/31(土)昼

 朝、ブラジル喫茶で「ベーコンエッグ」を食べる。何ミリもある大きな「ベーコン」が3枚と目玉焼きが2つ出てきた。普段食べてる「ベーコン」とは明らかに違う厚さとボリュームで、塩辛くもなく、噛むごとに口の中に肉汁があふれてうまいことこの上なかった。「ううむ、なんというたっぷりとした肉汁だ!!」(「ミスター味っ子」)最近京都であまりうまいものを食ってなかったので(昨日の夕方はスーパーで買ってきた厚揚げを冷たいまま食べた)、大変満足した。今度はソーセージを試してみたい。
 「肉弾激餓」の電子回路設計がおわる。H8用のROMライタの設計をはじめる。
 会社にいたときの同期の真田という人からメールが来た。会社関係の人から連絡が来るのは久しぶりだ。あいかわらずタイにいるとか。10月に同期で集まるので来ないかとさそってくれたのだが、行けるかどうかはわからない。もし行けたとしても、彼らはみんな税金を払ったり結婚したり、国民の義務を果たしているわけで、遊んでいる俺としては、顔を合わせづらくないということがあるだろうか、いや合わせづらいことであることだなあ(と思われる)。

8/30(金)夕方

 今日でサマーコースは終わりである。いつもは昼休みとかに更新していたんだが、今日は「ゲストブック」の作成という濃いことをしていたので、余裕がなかった。今まで何度も独学でやろうとしてうまくいかなかったことが、授業に出たらあっさりできるようになった。わからないことは考えるより聞くほうが早く解決する。もっとも、今まで自分で何とかしようとしてがんばっていたからこそよくわかったのかもしれない。
 高田先生に久しぶりに会った。来週中国に四人行くらしい。今度は生徒2人連れていくそうだ。ということは俺は行かないということらしい。手伝いが2人いたら大分楽になるだろう。
 渕野機、単純な左手法でぶつからずにぐるぐる回れるようになった。西庄機、センサの不調が解決した。渕野機はもうすこしでゴールまで行けるようになると思われる。
 昨日は久しぶりにホームページをたくさん更新した。コードが汚いのでわざとらしくPerlで文字列の置き換えをして喜んでいた。

8/29(木)昼

 大学のとき買った本で、新華字典という中国の辞書があり、小さくて便利なので中国にも持っていった。1957年初版、1979年改訂5版・・・たぶん文化大革命のとき・・・、1990年7版というからかなり昔から売れている本だ。俺が持っているのは1992年3月北京発行の安っぽい装丁のやつである。内容は大体普通である。たとえばこんな感じ。

頭 tou 脳袋、人身体的最上部分或動物身体的最前的部分
 もっと「変な中国」を期待して読むとがっかりする。1979年の版を読んでみたいものだ。しかし探せばあるもんで、最後のほうに残っていた。「常用標点符号用法簡表」つまり「、」「・」「。」なんかの意味を説明している場所だ。いくつか引用してみよう。
頓号 、 (用法説明)表示句中並列的詞或詞組之間的停頓。 (例)偉大的、光栄的、正確的中国共産党万歳!
冒号 : (用法説明)用以提示下文。 (例)我国政府重申:台湾是中華人民共和国領土不可分的一部分。
感情号 ! (用法説明)表示強烈的感情。 (例)戦無不勝的馬克思主義、列寧主義、毛沢東思想万歳!
書名号 《》 (用法説明)表示書籍、文件、報刊、文章等的名称。 (例)《矛盾論》《中華人民共和国憲法》《人民日報》《紅旗》雑誌《学習<為人民服務>》
 いやー偏ってるなあ。(←うれしそうに読むこと)
 「世界の国名」というところもこんな感じでひそかにプロパガンダしてたりして、なかなかいい。
朝鮮 222209平方公里 人口57000千人(1983) 首都或首府:平壌 ※其中南朝鮮面積為98992平方公里、人口為40000(千人)。
 普通の意味でも不丹土耳古阿拉伯連合酋長国毛里塔尼亜巴布亜新几内亜なんていう国名の羅列を見ているだけでわくわくする。最後の「元素周期表」も謎の漢字のオンパレードで、かなり良い。紹介しようにもこんな漢字は表示できないのが残念である。
 最近の版は装丁も立派になって、異常なところもだいぶ修正されてしまったようで残念である。しかし、あきらめてはいけない。よく探せば必ずあるはずだ!

8/29(木)朝

 昨日の「異国のおかし」というのはナツメを甘い液で煮たもので、中国でしょっちゅう食べさせられたものだった。干しブドウの油揚げみたいなもので、残念ながらあんまりうまいものではない。
 この間書き忘れた話。武川が出発の少し前、学校に来たことがあった。そのときノートパソコンを落として、差し込んであった無線LANのカードが折れまがってしまった。動作もしなくなったので、先生が開けてみたところ、小さなチップの部品が取れた後のようなのがあった。アンテナとLSIの間のところにあったコンデンサか抵抗か何かがとれてしまったらしい。俺は電波のことはよくわからないのだが、どうせこのまま置いといてもごみになるだけだし、とためしにはんだで短絡してみたところなぜか直った。なんでも試してみるもんだ。

8/28(水)

 洛北に来てみたら、白板に

 編集モード
 k↑ j↓ h← l→ x削除 dd1行削除 Pペースト ZZ保存終了
 ESCモード切り換 a次のマスから入力 iその上から入力
 というような訳のわからん文字に混じって
だれもいなくてさみしいので帰ります
 明日はひとつ大人になって
    もどってきます。
バイト先から異国のおかしを
 もらったので食べて下さい。
       渕野
 というちょっとリリカルな書き置きが残っていた。
※ちなみに解説すると、はじめのほうはviというエディタの使い方の覚え書きであり、後のほうの「ひとつ大人になって」というのは運転免許をもらってくるということである。
 設計続き。AKI-H8の説明書がどこかに行ってしまった。いるときになると見当たらなくなる。しかたないのでパルス数の計算を先にする。

8/28(水)昼

 雨の中、人がほとんどいなくて静かな駅前校というのも趣きがあってよい。それにしても冷房が効きすぎて寒い。
 ニンジャ映画の世界の広告をはずす。結局メールがいっぱい来てうっとうしかったりするだけで、ぜんぜん儲からなかった。この辺の単純なファイル処理こそPerlでやるべきなのだが、まだマッチングとかのことがよくわからないのでとりあえず手で書き直した。
 時刻表を調べて18切符で名古屋遠征する場合のスケジュールを組んでみた。5時半に北大路駅を出ればなんとか間に合いそうであることがわかった。本当は新幹線で行って帰りだけ18切符を使いたいのだが、金がないんだそうだ。「どうする?行く?」「うーん・・・行きたいんですけど金がかかるし・・・わかんないすねー・・・どうしようかなー。電車より車のほうが安いんじゃないですかー」「誰が借りに行って誰が運転するんや」「あ、僕は免許持ってないんで」

8/27(火)昼

 ファイル入力「open (FILE,"count.txt") or die();」。「忍者バーガー」http://www.ninjaburger.com/ の「Email Us... ...or Die!」を思い出した。Guaranteed delivery in 30 minutes or less, or we commit Seppuku! 商売敵「サムライバーガー」の商品がすばらしい。http://www.ninjaburger.com/sb/

8/26(月)

 サマーコース「Perl入門」開始。面白い。夕方洛北へ。今年度マイクロマウス「肉弾激餓」設計を開始。8月中に設計完了したい。
 8/24の続き。http://nanjy.tripod.co.jp/ に詳しいことを書いてる人がいた。F※「火の7日間」とかリアルタイムで体験したので、感慨深い。PC-VAN時代の話とかあんまり知らなかったので面白かった。

8/25(日)

 寝屋川の摂南大学で電験3種試験。実家から行ったので、まず阪急の駅まで自転車で20分、梅田まで出るのに30分、梅田から京阪淀屋橋まで歩いて20分、淀屋橋から寝屋川まで15分、バス待ちで25分、バスで15分という非常にめんどくさい道のりだった。去年はこれで朝8時40分までに来ないといけなかったので大変だった。
 去年4科目中「理論」「電力」「法規」に受かっていたので、今年は「機械」一科目だけだった。しかし、これ一科目で二科目分ぐらいあるので大変だった。テストでは見慣れない言葉がたくさん出てきたが、落ち着いてやると実はたいしたことはなかった。しかし終わったときには相当消耗した。帰ってから試験結果をオーム社の解答速報で採点してみると93点で、思ったよりよかった。一問迷った挙句に間違えたのがあってまずいと思っていたのだが、それしか間違っていなかったのである。マークシートで間違っていなければ合格だろう。
 葉子が梅田のゲーセンでポーカーをしていたところ、ロイヤルストレートフラッシュ(ジョーカーなし)が出てコインが10000枚になったそうだ。その場で出てきたのは400枚だけで、あとはゲーセンに預けたらしい。めずらしいこともあるもんだ。

8/24(土)

 「(『…』ではなく)『・・・』を使った文章はそれだけで後読まなくても屑だと断言できる」(大意)という文章を見つけた。個人的な見解では、「・・・」を使っているからこの文章は駄目だ、とか、センタリングやフォントいじりをしているからこのサイトの作者は馬鹿だと断言していいなら、「忍者が出てくるからこの映画はいい映画だ」という俺の主張も同じぐらい認められてしかるべきだ。

8/23(金)昼

 そんなに大きいわけではないが、足が長いカニが3匹ゆでてあって、甲羅を剥いたところにオレンジ色の卵がびっちりついている。甲羅にくっついたところは火が通って硬く白っぽくなっているが、そうでないところはねっとりとして光っていて、食べると「ぬちゅっ」という感じがして口の中に濃厚な味が広がり、うまいことこの上ない。
 という夢を見た。「ムニャムニャ、もう食えません」

8/22(木)

「勤学習守規律」「品学兼優」
 絵の上にカーソルを持っていくと別の絵になるというのはこうするのか。
 この日は誰もいなかった。高橋君が夕方来て、仮面の忍者赤影せんべいとか濁り酒を飛騨のお土産にくれた。買ってから1年半放置していたPerlの本を読み始めた。
 チキンラーメンわさび茶漬け味というのが出ていたので、食べてみた。味はまあまあ。混ぜないとわさびでむせる。「お茶漬けラーメン」というのが昔あったのを思い出した。
 インターネットをしてたら西洋の甲冑の通販があった。ローマ時代のものからカール大帝の時代、十字軍時代、三銃士に出てきそうなやつまで各種取り扱っておりますということだった。ヘルメットや小手や盾や剣や槍や斧もバラで買えた。鎧は一そろいで40万ぐらいだった。40万円なら、車を買うよりは安いな。「ウルトラ・スペシャル・マイティ・ストロング・スーパーよろい」ことわっておくが、これはばかには見えない。おい、まさか・・・きみはこのよろいが見えないほどのばかじゃないだろうな。(ドラえもん「ウルトラよろい」)

8/21(水)

 夕方実家に帰ったのだが、バスに乗ってから財布を忘れたことに気づいた。俺はポケットに小銭を直接ジャラジャラと入れる癖があり、そのおかげで助かった。
 マルコポーロは中国で大金持ちになって帰るとき、服の中に宝石を大量に縫いこんできたらしい。故郷の人たちはマルコポーロの一行は死んだものだと思い込んでいて、名乗っても信用しなかった。しかしその縫いこんできた宝石をテーブルの上にばらばら出して見せると、とたんに信用したという。
 われわれも50円玉を結んでチョッキでも作って着れば、バスに乗ってから財布を忘れたことに気づいてもあわてないですむかもしれない。

8/21(水)昼

 「機械」同期機以外大体わかるようになった。東京(経由でアメリカ)に行ったはずの武川が突然来た。「パスポートが届かないから行かれへ〜ん」ということだった。

8/20(火)

 今までの暑さが嘘のように寒くなった。

8/20(火)昼

 この間「量」を制したので、今度は「質」を制すべくココ壱番屋に行った。俺と渕野が10辛(量は普通)にチャレンジし、制覇。しかしスピードは渕野のほうがはるかに速かったので、カレー王の座は渕野にゆずることにした。口の中は普段鍛えているので割と平気だったのだが、喉の奥が痛かった。渕野はしばらく口が「いかりや長介」あるいは「アナゴくん」状態になっていた。
 西庄が「我こそカレー王なり」と宣言したのは去年の10月だった。半年以上かかってようやくこれを超えることができた。実にめでたいことである。
 さて、勝手に「段」なるものを設定してみたのだがどんなものだろうか。
 初段:「1300グラム完食」あるいは「10辛」のどちらか一方を達成する。
 弐段:「1300グラム完食」および「10辛」の両方を達成する。
 参段:「10辛の1300グラム」を完食する。
 四段以上:なにか人がやらないようなことをする(「トッピング全部」(本当にこういうことをした人がいた)とか、2000グラム食べるとか)と、そのすごさに応じて与えられる。
 全メニュー制覇したら1段プラスしてもらえるとかあると、辛い/多いのがだめな人でも段がたくさんもらえて面白いと思う。
 帰ってきたら梅谷の友達という人が来ていたので、とりあえず歓迎のアソシエーションと称してルートビアを飲んでもらった。

8/19(月)

 「デスソース」を試したことを書いていなかったので、書いておく(試したのはこの日ではない)。炎をバックにガイコツが唐辛子を持って笑っているという、いかれたデザインのビンなので期待していたのだが、味は別に辛くなかった。にんにくやたまねぎが入っていて普通にうまかった。残念。
 目覚し時計、枕

8/18(日)

 京都に戻ってきて、ドクターペッパーとチェリーコークを人に飲ませる。西庄がまた部室にカメラを置いて実験をしていた。武川がビールをくれたので持って帰って飲んだ。ありがたいことである。

8/17(土)

 初めて「通天閣」に登る。不思議な人が「足が痛いであるか?」などと変な言葉遣いで話しかけてきた。大阪城ではこういう喋り方をしなければならないのだそうだ。ジャンジャン横丁というのは思ったより普通だった。串カツ屋がいっぱいあった。家族連れが行列していた。行列してまで食べるものか?食べたかったけど腹が減っていなかったので食べず。おっさんの楽園ということでは京橋と似ている。スマートボール(白いビー玉でやるパチンコみたいなゲーム)は面白かった。異常にうまい子供がいて、景品をもらっていた。通天閣はにぎわっていたが、動物園前駅の遊園地(フェスティバルゲート)はとてもさびれていた。猫がいじれる場所があったらしいのだがすでに滅んでいた。サンバチームがよれよれのおっさん(観客)と踊っていた。謎の筋肉男(大阪プロレス関係?)がレンガみたいなので力技を見せるショーをやっていたが拍手はまばらだった。ゲーセンでボンバーマンをした。梅田でコインゲームが安い店があったので、コイン落としゲームをずーっとやりつづけた。最近の奴は面白くなったものだなあ。いつまでたっても終わらないのでポーカーに移ったら、すぐにすってしまった。あれは純粋に確率の問題で、努力の介在する余地がないのがいけない。

8/16(金)

 一日中「機械」。夜西庄が配信している「妙法」(五山の送り火の一つ)の画像を見る。

8/15(木)

 19時から学校の近所のココ壱番屋で武川への奉納カレー1300グラム大会を行った。参加者は西庄、渕野、桑原(しょう)、俺である。俺は「あまった時のためにタッパーを持っていってはどうか?」などと気弱なことを言っていたのだが、西庄は逆に「やる前から負けること考えるやつがいるかおい」などと猪木のようなことをわめいていた。タッパーを持っていったりすると心に甘えが生じる。「背水の陣」を敷くことで気合いを入れるのだ、というのである。
 いちおう作戦としていろいろ考えてはいた。たぶん熱いから、まずはじめによくかき混ぜるとか、いや氷水をかけたらどうだろうかとかである。同志社の校門前の店で二回挑戦してまだ成功していない桑原(ゆう)氏の言によると水は膨れるからだめだということであった。水は飲まないのがいいだろうな。食べ物だという意識を捨てないといけない。噛まずに飲む。で、苦しくなったら水で流し込むと。
 まず、時間がはかりやすいように我々は一つのテーブルに集められた。メニューは渕野がホウレンソウをトッピングした以外はプレーンのポークカレーを皆オーダーした。ライスの量は皆1300グラムで辛さは普通である。
 大盛りカレーといえば、大学の近所にあった「久留味」というカレー屋が懐かしい。枕みたいな盛りかたの米に、ええっこんなに?というような肉の固まりの「カツ」が載っていた。ここは食べたらただになるのではなくて、食べ損なったら罰金というシステムだった。カツの量を2倍3倍にした「ダブカツ」「トリカツ」というのもあったが、頼むといつも店主が「はい当然駄目ー」といって注文できたことがなかった。神戸で地震にあって、ようやく京都に帰ってきた時最初にしたことがここでカレーをむさぼり食うことだった。もう5年ぐらい行っていない。店主が居合の刀を抜いているポーズの、ナルシズム溢れる大写真が入り口の内側に貼ってあったが、あれはまだあるんだろうか。
 さて、ココ壱番屋に戻ろう。そうこうするうち、くだんの「あれ」が運ばれてきた。それにしても恐るべき盛りである。カレーの海とライスの山だ。(一体記録にあった4100グラムというのはどういう盛りかたをしたのだろうか?)タイマーは台所なんかでよく使う液晶画面のやつだった。なんとなくうれしそうな店の人がルール説明を行った。20分で一粒残さず食べるとただになる、云々と。その間に俺はカレーの表面を吹いて少しでも冷やそうと努力していた。
 スタートまでの間に、俺は新しい作戦を大急ぎで立てていた。下手な小細工は無駄だということはわかったが、だからといって正面から力攻めにするのも愚だ。ルーの量が思ったよりすごいし、何より熱そうである。はじめ「全部をぐちゃぐちゃに混ぜて冷やす(場合によっては氷水をかける)」というつもりだったのだが、どうもそれはうまくないようだ。ルーは水が多いから、まぜるのは米を膨らませることになり、そういう意味でもよくない。ルールには、「一粒でも米を残してはいけない」とはあるが、「ルーを全部なめろ」とは書いていない。書いていない以上食べる必要はない。・・・米の表面積が意外と大きい。表面の皮を剥ぐように食べていけばあまり熱い目にあわずにすみそうである。
 スタートしたら、まわりには目もくれず作戦通り夢中で飲み込み続けた。案外米は熱くない。半分ぐらい食べたところで時間を聞くとまだ5分だった。これならいけるかも・・・とそのままのペースで飲み込み作業を続けた。手をとめるともう駄目な気がする。途中胃が驚いたのかのどにカレーが戻ってきたのだが、なんとか上から押さえ付けるのに成功した。水を飲まなかったからかあまりまだ米は膨らんでいないようだ。あと茶碗一杯ぐらいだ。米が口の中から胃に入ってくれない。噛まずに飲まなければと思うのだが、どうしても噛んでしまう。噛むばっかりで飲み込めない。これをいきおいでむりやり飲み、残りの米も同じペースで飲みくだした。結局10分50秒で目標を達成した。
 続いて渕野が11分50秒で達成(最後の方で「これって食べたらただなんですよね!!」と叫びながら食べていたのが印象的だった)、西庄と桑原は失敗した。
 十分な訓練をして調子も整え、物資もありあまるほど補給しても負けるかもしれないのが戦争である。「背水の陣」を敷いて悲壮な覚悟で・・・なんていう特攻隊みたいな発想はよくない。「たとえ失敗しても、挑戦することが美しいのだ」などと自分に酔うのも間違っている。失敗したら後に残るのは大量の残飯だけだ。勝つのと負けるのとどっちがいいか?勝つ方に決まっている。だから、勝つために努力する。負けることがわかったなら、できるだけ被害を大きくしないように努力する。そうではないか?
 今後西庄は毎日2リットルの水を飲んで修行するらしい。楽しみである。俺は8辛以降止まっている辛さの探究を再開したい。

8/14(水)

 どこにも行かないでおとなしく「機械」の勉強。インターネットの設定を少しいじった。父親がデジカメを買ってきたので、そのうち貸してもらおう。

8/13(火)

 寝たり起きたり。神戸に行く。前々から気になっていた「デスソース」というタバスコみたいなのを勇気を出して購入。味はまだ試してない。テキーラ入りと書いてあるので、たぶんこーれーぐーすー(泡盛に辛子を漬けた沖縄の調味料)みたいな味ではないかと思われる。食べたらまた報告する。ニョッキ

8/12(月)

 学校に行く。五山の送り火「妙法」リアルタイム中継の作業を屋上でしていたので遊びに行く。将来的には塔を立ててカメラをその上に置き、舟形と左大文字も中継できるようにしたい(鳥居は場所からして無理)ということだった。その塔の組み立て実験をしていた。今はなきアマチュア無線部がアンテナをたてるために使っていた塔である。
 西庄たちはカレー1300グラム(カレーのチェーン店「ココ壱番屋」では、1300グラムのライスのカレーを20分以内に食べることができたらただになるという制度がある)に挑戦するため、練習で600グラム食べに行っていたが、俺はおとなしく帰った。木曜に武川の送別(武川は9月からアメリカの大学院に編入することになっている)の儀式としてみんなで1300グラム大会をするという。木曜までに調子を整えておかなければならない。

8/11(日)

 心斎橋に散髪に行く。遠いが、1000円なのでトータルでは得である。夕方から梅田で中井たちと会う約束だったのだが、まだ時間があるので百貨店に入った。三味線用の象牙のばち(ピックのこと)の大特価セールをやっていて、50万円の品がなんと26万円に!!なんていうことを言っていた。俺にはよくわからない世界だ。ついでにソニープラザで「バニラコーク」(コカ・コーラが最近「社運をかけて」久しぶりに出した新製品。ペプシはこれに対抗して「青いコーラ」を開発したらしい。どちらも日本の普通の店では売っていない。)を購入。
 夕方からアジアンキッチンで歓談。久しぶりに来たらメニューがだいぶかわっていた。世界一辛い唐辛子ももちろん噛む。
 「ふだんなにしゃべってんねん」「おまえらとこうしていつもしゃべってるようなことや」
 帰ってから「バニラコーク」飲む。遠くの方でバニラのにおいがするコーラである。アイスを浮かべたコーラの液体だけ飲んでる感じ。まあまずくはないが、むちゃくちゃうまいとは思わない。俺は普通のコーラにレモンを入れるのが好きだ。

8/10(土)

 クリームソーダ(ルートビアではなく、緑色のメロンソーダにアイスクリームがうかんだやつ)というものを十数年ぶりに飲む。ロッテの自動販売機で売っているまがいもののやつではなくて、ちゃんと本物のアイスクリームがのっているやつである。喫茶店でパフェはしょっちゅう食べるが、クリームソーダは久しぶりだ。甘ったるくてクリームを食べたあと液体を半分ぐらい残してしまった。昔は平気で飲んだはずなんだが。
 生まれてはじめて、宝塚ファミリーランド(阪神ではわりとメジャーな遊園地)に行った。客は小さな子供と母親か、中学生の女の子のグループばかりだった。これではつぶれるのもしかたないかもしれない。巨大マシンはメンテナンスも大変だし、新しい設備を入れようと思ったら地盤の工事からやらないといけない。ポートピアランドとひらかたパークもつぶれるといううわさだが、どうなんだろうか。つぶれる前にもう一度いってみたい。
 帰ってきたらデジ1の資格者鉦と電験の受験票(8月25日寝屋川の摂南大学にて。「機械」1科目のみ。13:40〜15:10)が届いていた。昼からだからゆっくりいける。去年は9時からだった。知り合いから5分おきに変なメールが送られてくるのにいちいち答えながら朝の3時まで勉強していて(あした試験だって言ってるのに)、2時間しか寝ずに寝屋川に行くのは大変だった。

8/9(金)

 一日中眠っていた。下宿と違って涼しいのでいくらでも眠れる。下痢も治った。頭の方も痛くなくなったようである。
 この間浴衣の人たちを見ながら話していたのだが、時代劇で帯を引っ張られて「あれー」とくるくる回転する女のシーンを考えた人は天才だと思う。歌舞伎で2メートルぐらいある髪の毛を振り回すシーンを考えた人と同じぐらいすごい。
 浴衣で思い出したが、この間花火に行った時「元気な内臓で我が家もゴリラの仲間入り」の広告で気になっていたフゲンコーソが、一杯十円で自分の会社の飲料水を売っていた。カルピスみたいな味でレモンが浮いていた。さわやかでうまかった。

8/8(木)

 神戸に行っていた。途中頭が痛くて他のことができないほどになったが、しばらくしたらおさまった。最近調子が悪い。西庄の「妙法(大文字焼きの一つ)」のリアルタイム配信が、学校の公式ページに載るようになった。
 昔就職活動をしていた頃、いろんな職業の人になれるミンキーモモがうらやましかった。ということを、ドラえもんの「職業テスト腕章」という話を読んでいて思い出した。
参考:ミンキーモモ(旧)の変身の呪文「ピピルマピピルマプリリンパ、パパレホパパレホドリミンパ アダルトタッチで○○○(職業名)になれー」

8/7(水)

 頭が痛くて仕方ない。しかも下痢である。しかし下宿にいると暑くてたまらないので寝ていることもできない。シャワーがある部屋に住みたい。
 一日中「機械」。回転機の計算がわからないので模擬問題も半分ほどしか取れない。夜また差し入れをいただく。21時頃学校を出て実家に帰る。

8/6(火)

 最近めずらしく胃腸の具合があまりよくなく、どうも調子がよくなかった。風邪だろうと思ってパブロンを買ってきて、セブンイレブンの「お手軽鶏丼」「小えびのから揚げ」を食べた後に麦茶で飲んだ。それから21時ごろから23時まで寝た。電話とかしていて、24時ごろもう一回寝ようとしていたら、なんだか顔と腕が熱くむくんできて、かゆくなってきた。かゆみはどんどん激しくなってきて、眠れないほどになった。皮膚のあちこちがぶつぶつとふくらんできて、掻いているうちにつながって月の表面のようなひどい状態になった。そのうち上半身のかゆみは治まったが、だんだんかゆい場所が下のほうに移動してきて、特に太ももや尻がひどいことになった。原因はパブロンかえびか鶏じゃないかと思うんだが、よくわからない。アレルギーはなかったはずだし、だいたいここ10年以上じんましんなんかになったことがないからである。

8/5(月)

 25日試験の「機械」詰め込み。同期機というのはステッピングモータみたいなものだと思うのだが違うだろうか。違うかもしれない。「ピザパイ屋の兄ちゃん60キロで危ない」(pzφN/60a)なんじゃこりゃ。
 夜例のブラジル喫茶に行く。赤っぽい汁でこてっちゃんを煮たもの(名前忘れた)を食べた。塩味しかしないのであまりよくなかった。フェジョアーダのほうがうまい。武川はサンドイッチを食べていたが、想像していたのとはかなり違って、バゲット一本にハムやチーズがいっぱい入っているものだった。すばらしい。

8/4(日)

 私は自分が地味なので、派手なことをしているのを見るのが大好きだ。だから映画でも「不治の病に冒された薄幸な女性が死んでいく」という風な暗いのは好きでなく、爆発!カンフー!金ピカ!人海戦術!が好きなのである。「ムトゥ踊るマハラジャ」という映画があったが、あれはかなり理想に近い映画だった。
 私は当然花火も大好きである。寿命の短さといい、意味のなさといい、花火こそ無駄にゴージャスなもののナンバーワンだ。
 というわけで、芦屋の花火大会を見に行く。花火のはしごである。待っている間、出店で黒い人が売っていたカレーやサモサを食べる。この日はあまり暑くなかったしうるさいアナウンスもなかった。花火も昨日より近かったのでとてもよかった。途中雨が降り出し、一時かなり強くなったが傘を持っていたので平気だった。最近のはやりは虫がわらわら出てくるみたいに赤や青の点が飛び回るやつとか、ねずみ花火みたいにうずまきが空に飛び散るやつ、星型の光がばらばらゆっくりふりそそぐやつみたいである。一発ずつ発射するのも良いが、小さいのをたくさん発射するのも豪華でよい。問題はかえり大渋滞してバスがいつまでも来なかったり乗っても全く動かなかったりしたことだ。

8/3(土)

 ビビンバを食べたらわかめスープがセットでついてきたのだが、雑巾の味がしたので食べられなかった。(雑巾をしぼって飲んだらこんな味だろうと思わせる味だったということで、雑巾をなめたことがあるわけではない)
 神戸海上花火大会を見に行く。出店で「ばくだん焼」(お好み焼きを球にしたようなもので、うずらのたまごやウインナーが入っている)、黒い人が売っていた外国っぽい食べ物(パンの中に肉やトマトが入っている)を食べる。地面に座ったのだが、石がとても熱かった。花火はきれいだったのだが、「すばらしい花火ですね」などという変なアナウンスが流れるのがうっとうしかった。すばらしいかそうでないか決めるのは観客であって、いちいち指示されるいわれはない。テレビでオリンピックの中継のとき「感動です!」「○○選手、感動をありがとう!!」とうるさくて仕方がないのだが、それと似たようなものだ。アナウンサーは本来冷静に事実を伝えるべきものであって、職務に忠実にあろうと落ち着いた声で喋ろうとするのだが、つい興奮のあまりうわずった声を出してしまう・・・というのがあるべき姿であろう。アナウンサーが率先して絶叫してどうする。
 ところでスターマインとはなんなのだろうか。

8/2(金)

 シミュレータの発表。やっぱり見せるものがあると話がしやすい。
 のびる指し棒で「スターウォーズごっこ」をする。
 夕方西庄と近所のブラジル喫茶店に行く。この店はブラジルの国旗が玄関にはためいていて、いつも外人っぽい人が中にいるので気にはなっていた。入ると、頭のはげたおやじと日本語の怪しい女の店員がいた。メニューはココナッツのカレーとか、フェジョアーダとか、よくわからないブラジルの酒とか、バナナとアボガドと牛乳のジュース(濃そう)とかだった。壁中にカポエラ道場の広告とか、日系ブラジル人以外には関係なさそうな店の広告が貼ってあった。俺はカレーを、西庄はフェジョアーダを食べた。カレーは白っぽくてタケノコなんかが入っていて不思議な味だったが、うまかった。コーヒーは時間によってはついているらしかった。コーヒーつきのカレーが550円ならお徳である。こんなところにこんな店があるとは知らなかった。今後通ってみようと思う。

8/1(木)

 久しぶりにゆっくり寝た。シミュレータ続き、仮想壁を使う方法が完成。あとは足立法だけだが、これは最短経路探索の等高線マップについて触りはじめてからでもいいかと思っている。