2000年9月の記録


9/30(土) ワープロ検定2級試験。ビジネス文書作成で敗北。高かったのになー。なんだか手の上に重いものが乗っているようで、ちっとも手が進まなかった。まあこんなこともある。しかし金は痛かった。
 試験後カレーを食い、清水寺にいった。ここにくるのは20年ぶりだ。胎内めぐり(真っ暗な廊下の中を歩き回るだけだが、なかなか面白かった)とか、秘仏御開帳とかいろいろイベントをやってて面白かった。外人がたくさんいた。中国人の団体旅行も多いようだ。
 ひまだったのでついでに近所の五重塔(何という名前かは知らない)や平安神宮、京都御苑を見学した。バスの一日乗車券はこういうときとても便利だ。
 平安神宮の中には初めて入ったが、ただの広い神社だった。イベントもなかったし、たいして面白くなかった。京都御苑にも初めて入った。圧倒的に広い空間に、俺一人がいるというのはかなり面白かったが(雨がふっていたので誰もいなかったのだ)、ただそれだけだった。皇居にいったときのことを思い出した。一番北に元皇居がある。俺は壁際を歩いていた。府中刑務所の壁と同じぐらい高い壁だ、などと思いながら歩いていると、いきなりサイレンが鳴り出し、「この建物は文化財です。みんなで文化財を守りましょう」というアナウンスが繰り返し流れた。前を歩いていたカップルが壁に触ろうとしたのだ。(触ったわけではなく、手を伸ばしただけ)車が走ってきて屈強そうな体つきの警官が尋問を始めた。男の身分証明書を出させて、いろいろ聞いている。まるっきり不審尋問だ。昔尋問されたときのことを思い出して嫌な気分になった。よく見ると壁際に赤外線発射装置と監視カメラがついていた。
 今度は注意して壁から距離をとって歩いていたら、またサイレンが鳴り出した。今度は後ろを歩いていた外人の老夫婦が壁に近寄りすぎたのだ。また不審尋問。なんだか無性に腹が立った。第一この日御所の回りにいたのはさっきのカップル2組と俺ぐらいである。それなのにこんなにサイレンがなるのだ。過剰警備もいいところではないか。それに、せめて壁に「壁に触ろうとするとサイレンがなります」ぐらい書いておけばいいではないか。なんで天皇が嫌いな人が多いのか急に理解できたような気がした。「なんで米軍は京都を焼き払ってくれなかったのか!」もともと一般市民の多くは天皇に親しみを抱いているというのに、当局のああいう態度がわざわざ敵を増やしている。君側の奸。
 6時から京大会館で7大戦祝勝会。偉そうなおっさんたちの、とても祝福しているとは思えない演説を聞いていると実に嫌な気分だったので、無視して肉やエビを食うのに専念した。この日は「竜串」で山崎さんの送別会もあった。山崎さんは16年も京都にいたことになる。山崎さんの帰宅後、さらにいろいろ話を聞くが、今の柔道部は確かに大変なようだ。人数が少なすぎるのがほとんどの問題の原因だと思うが。
 この日は田口の部屋に泊めてもらった。雨がひどくて大変だった。
9/29(金) 学校から撤退するために片付け作業。また、学校で倉さんの授業(「C」と「システム開発」について)。駅前校の人が来ていて、この人が午前問題の計算問題のことで質問をしまくってくるのだが、かけ算と割算をすぐごちゃごちゃにするので、話にならない。この手の人によくありがちなことだが、そもそもの問題は単純なことの理解の欠如にあるのに(この人の場合かけ算と割算を混同するということ)、そこには目を向けず、目の前の問題を何とかすることしか考えないというのがある。だから同じような問題をいくつもいくつも「じゃあこれはどうするんですか」「もうひとつ、これはどうしたら」などと質問することになるのだ。
 中西氏が秘蔵写真の大量に入ったCD−Rをくれたが、こんなもん俺にどうしろというのだ。被写体が若すぎる!
9/28(木) アセンブラを書きはじめるが、忘れている。
9/27(水) 教科書販売とか、偉い人の講演会とかで、遅くなってしまった。
 夕方から、マイクロマウスの続き。ついに外部電源なしで走るマウスが完成する。まっすぐ走らせると、なかなかいい感じで走る。重量は相当あるが(3キロはあると思う)、そのおかげでかえってタイヤが滑らなかったようだ。前のセンサが重いので倒れないかと思ったが、うしろの電池が非常に重いのでそうでもなかった。
 プログラミングで、どうやら「割り込み」ができないことがわかる。(INTピンが8255にないため)ではどうしたらいいか?「割り込み」でなく「ポーリング」をすればいいのである。帰りの電車の中でようやく分かったので、明日試そうと思う。
9/26(火) 拡張したCPUボードのBポートからの出力で、モーターを回すのに成功する。(8255による増設の成功)また、10Vの電池と3端子レギュレータを使って、コンセントなしで運転ができるようになった。(3端子レギュレータ回路の成功、前うまく行かなかったが、作り直したらうまくいった)
 なんとか10月15日までには独立走行するマウスができそうだ。次はセンサーからの入力の実験をおこないたい。
9/25(月) 「デルパワーX爆発みらくる元気」ようやく見終わる。俺もひどいOVAはたくさん見てきたが、こんなにひどいのは初めてだ。毎日7、8分見ては消しを繰り返し、ようやく見終わることができた。本当に辛かった。キャラクターデザインや声優は非常に豪華で(デザインはいのまたむつみ、美樹本晴彦、その他大勢。声優は鶴ひろみ、八奈見丈二、青野武、塩沢兼人などでていた)、唯一の問題は脚本が余りにもでたらめなことである。内容は、美少女が祖父の作ったロボットに乗り込んで、祖父のライバル科学者のあやつるパワードスーツ相手に大暴れするという、この時代によくありがちなものであるが、
・ギャグ(たぶん)がことごとくすべっている。
・大見得を切って登場したキャラクターが、その後全然でてこない。(オープニングでさんざん映っていたヘリコプターの運転手はどこにいったのか!?後の方で乱入してきた姉妹は一体なんだったのか!?)
・登場人物の紹介のために名前のテロップが出るが、その度に画面が20秒ほど静止する。(喋っている最中に、       こんなふうに間があく)
・会話のテンポがひたすら悪く、声優の人が何とかしようと努力しているのが痛々しい。
 たった40分ほどの作品なのに、これらすべての欠点がある。プロジェクトA子が感動で涙が止まらない文芸超大作に見えてくる。

 センサーの電線をまとめて、一つのかたまりにする作業をおこない、数時間で完了する。やっていることは単純だが、数が多いのだ。センサーは前一つと左右3個ずつにすればよかった。次はそうしたい。CPUボードの間違いをようやく発見、出力にいい手ごたえがあるが、今日は早く帰れという命令がでて、ここまで。CPUボード中心部と機械工作以外結局ほとんど俺がやってる。おかげでメカトロニクスのいい勉強にはなったが・・・。「帝都物語」1巻。
9/24(日) 家にいても何もする気がしないので、大阪で喫茶店に入り、ネットワークの勉強をしていた。風邪がひどい。鼻が・・・。
9/23(土) 前から見たかった幸福の科学アニメ「ヘルメス・愛は風の如く」を見る。感想は次の通り。

あらすじ
(プロローグ)
 宇宙の闇の中に、輝くものがあった。そこから金色の羽根のようなものが飛びたって、あたりに光の粉を振りまきながら地上にむけて降下していった。・・・

(本編・前半)
 ここは今から4千数百年前のクレタ島である。クレタ島の都市国家の一つ(名前は忘れた)で、今まさに王子が誕生しようとしていた。金色の羽根がその王宮に飛び込んでいったと見るや、王子が生まれた。王子はヘルメスと名づけられた。ヘルメスは成長して強くてやさしく、また美しい若者になった。
 ヘルメスはとらわれの姫を救い出すという冒険を行い、その姫を妻とした。
 ある日、ヘルメスは神の啓示を受ける。「お前には使命がある。ミノス王を倒し、地中海世界に平和をもたらすのだ」
 当時、ミノス王という恐るべき王がいた。ミノス王はその強力な軍隊をもって近隣の諸国を蹂躙し、やがては地中海世界すべてをわが手に収めようとしていた。
 はるかに貧弱な軍勢しか持たないヘルメスはアテネの英雄テーセウスと図って、ついにミノス王を滅ぼした。神を信じない傲慢な王は焼け落ちる王宮で悲惨な最後を遂げた。
 ヘルメスは王になり、貿易を振興して勢い盛んな国を作った。美しい妻から健康な王子も生まれ、まさに現世の幸福を体現した人となった。

(本編・後半)
 しかしヘルメスは思った。たしかに自分は物質的な幸福は得た。だが、精神的なものを忘れているのではないだろうか、と。そんなある日、ヘルメスは再び神の言葉を聞く。神の命じるままに、毎日海に向かって座り、心を統一しようとヘルメスは努めた。そして、ついにヘルメスはビジョンを見た。それは、目の前の草が生えては種を残して枯れ、その繰り返しが連綿と続いていくというものであった。そしてヘルメスは突如として理解した。「すべてが、生かされている」・・・
 理解したヘルメスの前に神が再び現れた。神はヘルメスに告げた。「過去世において、お前は私自身であった。私はお前でもあるのだ」と。そして、不思議な杖「リュケイオンの杖」を渡した。ヘルメスは杖の能力を人々のために役立てた。
 ある夜、祈りをささげていたヘルメスのもとに、二人の妖精が現れた。妖精はヘルメスに羽根が生えた靴をくれた。その靴を履くと、ヘルメスの精神は肉体から離れ、空中に飛び上がった。妖精に導かれるまま、ヘルメスは天上界を訪れた。
 天上界は物質ではなく、精神が支配している世界であった。そこでは「あれ」と思えばそのものが現れ、「こうなれ」と思えばそのとおりになった。さまざまな生き物や山河がおりなす一大交響楽に、ヘルメスは陶然となった。
 だが、その平安を乱す影があった。地獄に落ちたミダス王が今度は地獄の王となって荒れ狂っているのだという。ヘルメスはミダス王を今度こそ完全に滅ぼすべく、地獄に向かった。
 地獄の人々の生活は悲惨であった。男は木に姿を変えられ、切られ、火にくべられた。女はその火で釜茹でにされた。そして、死ぬこともできず、永遠にそれを繰り返しているのだった。
 怪物そのものの姿に変わり果てたミノス王が現れた。ヘルメスはミノス王と戦いを始めたが、まったく手も足も出なかった。進退きわまったヘルメスの耳に,神から聞いた言葉がよみがえってきた。「お前は私自身であった」
 そうだ、とヘルメスは気づいた。神が怪物に負けるはずはないのだ。そのとき不思議な光の束が地獄の天井を突き破って、空中高くヘルメスを運び上げた。やがて空中から降りてきたヘルメスと天の軍勢の放つ光の矢が、ミノス王を完全に滅ぼした。勝利したヘルメスは神の声を聞いた。「お前が勝ったのは信仰のおかげだったことを忘れてはならない」
 ヘルメスは肉体に帰った。そして、愛と信仰に満ちた幸せな世の中を建設することを改めて誓うのだった。・・・

(エピローグ)
 金色の羽根が宇宙空間の闇の中を飛んでいる。そして、地上に向けて降下を開始した。地球がゆっくりと迫ってくる。羽根はやがて雲を抜け、日本列島の中ほどに向けて降りていった。・・・

この作品の見所

 この作品の前半は、退屈なヒロイックファンタジーである。見所はそれほどない。あるとすれば大川隆法作詞作曲の独特の挿入歌ぐらいであろう。絵や声優は非常に豪華で(子安武人、伊藤美紀、井上喜久子など)手作り感覚のオウムアニメとは違う。非常にゴージャスな技術でだらだらとした作品を作っている、そんな感じである。おそらく原作を尊重したのだろう。
 面白いのはむしろ後半である。物質的には満足したが、なお精神的な幸福を求めるヘルメスの心理は、むしろ現代の人間のそれである。ギリシャ風の外見に惑わされてはいけない。神についての教義、天国と地獄の描写、政治的意見(首都を移転して商業都市を作り、貿易を振興する)、信仰を大切にしない人間が受ける傲罰等々、幸福の科学の本に書いてある事ばかりである。「過去世(かこぜ)」なんていうテクニカルタームまで出てくる。信者の人たちはこの物語を物質的な「事実」であると受け止めているかもしれないが、私は別に信者ではないので、ヘルメスたちはコスプレをした現代人であるというふうに解釈したいと思う。
 よくこの作品をけなすのに、ギリシャ神話の人の名前がめちゃくちゃだとか、その当時騎馬戦があったとは思えないとか、そういう突込みを入れる人がいるが、それは間違いである。そもそもナレーションで「このアニメこそが本当のことで、巷に流布しているギリシャ神話のほうが偽物なのだ」という意味のことを言っているのだから、そういう批判はそもそも何の効力も持たない。
 描写の矛盾がおおいという批判もある。たしかに、さっき素顔をさらしていた人が仮面をつけていたり、さっき大時化で転覆したボートがちゃんとつないであったり、さっき折られた剣が折れていなかったりはする。だが、そんなことはよくあることだ。もっとひどいアニメなどいくらでもある。私もさっき「デルパワーX爆発みらくる元気!!」というOVAを見ていてつくづくそう思った。だから、そんなことはさして問題にはならない。
 この作品の真の見所は、エピローグにこそある。金色の羽根は日本の、おそらく東京に降りたのにちがいない。そう、あのヘルメスが今東京に住んでいるのだ。知って驚く意外な事実!(見てる最中にうすうす気づいてはいたけれども)

その他思ったことなど
・ なんとなくガーゼイの翼を思い出した。絵が似てるし、足に羽根が生えて空を飛ぶので。ヘルメスも「これが本当のギリシャ神話だ」とかやるからいけないので、「ガーゼイの翼」みたいなファンタジー世界の話ということにすればよかったのに。
・ 「ノストラダムス戦慄の啓示」と見比べるとよくわかる。
・ 幸福の科学の漫画で、こんなのがあった。宇宙に,「エル・カンターレ」という至高の存在がある。そして、エル・カンターレは今東京に人の姿を取ってすんでいるのだ!と。それまでさんざん宇宙の仕組みについて壮大に話を広げまくっていたのに、最後にいきなり「実は今東京にいるのです」と卑近な話になるので、力が抜けた覚えがある。
・ 歌はあまり良くなかった。それに比べてオウムは考えてみるといい歌が多かったなー。
・ 「でも、精神的なことを忘れているわ」「なんだって?」「ウィリット博士。仏様に祈ることを、忘れてはいけないと思うわ」「・・・そりゃそうだ」(ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団)
9/22(金) マイクロマウス大会の書類をもらう。大会は東京で、11月25・26日にあるらしい。26日はマルチメディア検定とCG検定を受けるつもりだったが、無理そう。部長は画像処理検定を朝はやく京都に帰って受けると言っているが、25日で予選落ちするとはじめから決めてかかっているのが彼のやる気のなさを物語っている。どうしても受けたけりゃ東京会場で申し込めば急いで帰らなくてもいいのだが、彼は気付いていないようだったし、俺も教えなかった。
 クラブで、第二種直前講習会(洛北校にて)。なぜか一回生なのに私が講師。内容は順列・組合せ、確率、集合といったことの基礎をやった。もともと前期で習ったことを全部やってくれと言われていたのだが、2時間でそんなことをしても読むだけになってたいして面白くないだろうと考え、このようにした。「たのしいSQL」というのも考えたのだが、今回はやめた。たった2時間喋っただけなのに、疲れた。
 その後中西氏の家で肉を食わせてもらった。この間から取り引きが違法になったような内容の秘蔵VTRをいくつか見せてもらったが、とても俺には使えそうになかった。
9/21(木) モーター回路と(欠陥があるのかと思ったが、違っていた)CPU回路のつづき。進展なし。帰ってから明日の「第二種講習会」の講義資料の作成。大変だった。眠い!!
9/20(水) 履修登録。ひさしぶりに同級生たちと会う。VBの授業は取りたかったが、初めからとれないようになっていた。あーあ。
 とりあえずモータードライブ回路完成(早い!前は1ヶ月かかったのに)。モーターを回転させるのにも成功。科学力の進歩!!
 CPUボードをいじり、いくつか間違いを直すが、動かない。
9/19(火) 拡張CPUボード、いつのまにか俺が作ることになってしまっている。「I/Oアドレスのデコード」について先生に伺うが、ややこしくてわからん。しかも「00000000bをAポートから出力しろ」と書いているのにずっと「1」が出たままになってしまう。どういうことだ?(マイコンに関係ない人たちには全然関係ない話です。)
 帰りに今まで入ったことのないビデオ屋に寄ってみる。なかなかいいぞ。ニンジャ映画の棚もあった。(もう見たやつばっかりだったが)。アニメもなかなかの充実ぶりだ。東映動画の名作もいくつかあっったりしていいかんじである。とりあえず入会して、「ヘルメス/愛は風のごとく」と「でるパワーXみらくる元気!」を借りた。
9/18(月) モータードライブ回路つくり直すことにする。(今のままでは熱がたまり過ぎる。また、高さがあるので上の回路に接触して漏電する。)9.6Vの電池を近所の模型屋で購入する。
9/17(日) 知らない外人からEメールが来ていた。
>Hello! I thought you might want to know about this small but unique site:
>http://webhome.idirect.com/~anon/index.html
>Ninja Movie Archive
(大意)あなたが好きそうなページがあるので紹介します。
 行ってみたらニンジャ映画のビデオのパッケージの写真をたくさん集めたページで、カウンターは俺が一番だった。
※その後2001/2/11にhttp://members.nbci.com/ninja_moviesに変わったので変更お願いします、という連絡があったので、ここに記録しておく。
9/16(土) 淡路花博に行く。会場でポッカのプリンシェイクを飲む。同級生でこれが好きなやつがいて、そいつが「最近近所からプリンシェイクの販売機が消えてしまった」と嘆いていたのを思い出したので、一つ買っていくことにする。また、徳島の独自飲料「やまももドリンク」を買う。味はサクランボに似ていた。
 各国の庭園が申し訳程度にあった。股間むき出しの巨大なダビデ像が印象的だった。インドの庭園は庭園を見せることよりも土産物を売ることの方に熱心だった。店の独特なにおいが懐かしかった。モンゴルのゲルが展示してあり、中ではモンゴルのビールが売られていた。モンゴルにもビールがあるのかと興味をそそられたが、買わなかった。客はみんな「パオだ、パオだ」と言っていた。どうやら「ゲル」より「パオ」の名の方が日本では有名らしかった。
 ブラブラしながら出入口あたりに帰ってくると、ちょうど目の前で阿波踊りダンサーズが踊り始めた。これが一番面白かった。ショーが終わりに近付いた頃、すごい嵐になり、いままで外にうじゃうじゃいた客達はみんな逃げ出してしまった。露店もすいたので、さっき欲しかったけれども人が多くて断念したアナゴの炭火焼きを購入した。雨風がひどくて食べるのは大変だったが、うまかった。
 大きな屋根があるところがあったので行ってみると、各国の物産を売る市場だった。雨のためとんでもなく大勢の人がいて、移動が大変だった。唐辛子1キロ(キムチ用)などそそられる商品もあったが、高いので買わなかった。
 しばらくまたブラブラしてから、バスに乗って帰った。嵐の中外に並ぶのはかなり嫌だったが、一人で来ていたのが幸いして、早めにバスに乗り込むことができた。海は白く沸き返っており、バスはゆっくりと走った。
 神戸に帰ってくると大した雨がふっているわけでもなく、やっぱり場所によって天気は大分違うものだなあと思った。
 その後大阪に行ってジュンク堂に行ったりして帰った。「お笑い創価学会信じる者は救われない」(光文社)
9/15(金) 大阪第三ビルの「桐杏学園」にてアイテックの模試「ネットワークスペシャリスト」受験。午前はいいとして午後がひどかった。自己採点で午前が65点、午後Iが20点、午後IIが9点(!!)というありさまで、まったく問題にもならない。午後IIは30分で見切りをつけて出てきてしまった。何が書いてあるかさえわからないのにどうがんばればいいというのか?そもそもあれは日本語なのか?
 武田が上の階で「初級シスアド」の模擬試験を受けていたので、落ち合って、中井も呼んでビリヤードをしたり酒を飲んだりした。またアジアンキッチンで唐辛子を噛んでしまった。
 あんなに頭を使ったのはひさしぶりで、大変疲れた。ファイナルファンタジー5をしばらくやってから、寝た。
9/14(木) 明日はテストなのに全然やる気がしない。家に閉じこもっていたらやっぱり駄目だ。結局「るんるんカンパニー」を読んでいただけだった。
9/13(水) CPUボード、大分進む。三端子レギュレータは電圧の調整がうまく行っていないことが分かった。明日は学校が休みなので、月曜日に続きをやる。
 「ネットワークスペシャリストのためのネットワーク技術」ようやく問題全部やり終えた。すこしレクチャーを受けただけで随分違うものだ。苦痛が大分減った。
9/12(火) 昼から学校へ。部長がこないので拡張CPUボードの続きは俺が作ることにする。前もこんなことがあったような・・・。
 「HTMLタグ辞典カラー版」(アンク著)購入。
 ファイナルファンタジー5、第二世界の最後のエクスデスが倒せなくて1ヶ月半ほど放っていたが、ついに倒してしまった。こうなったらまた続きをやるしかないではないか!もう3回目なのに・・・。
9/11(月) 大雨のため学校には行かない。退屈だった。
9/10(日) 向日町の武田邸にいく。まず、武田が最近見つけたという近所の(といっても1キロ以上離れているが)ビデオ屋に行く。あまりに豊富な品揃えに驚嘆する。まずニンジャ映画のコーナーがあり(!!)、ここに未見の作品が5つもあった。「ホワイト・ファントム」「仁義なきニンジャ香港代理戦争」他、である。さっそく武田は全部借りていた。その成果はそのうちホームページに反映するつもりである。このビデオ屋はあらゆるジャンルについてすばらしかった。私はアニメが好きなのでアニメに関して書く。次のような作品があった。「デルパワーXみらくる元気」、「活劇少女探偵団」、「ドリームハンター麗夢」(3巻まで、および「新」も)、他、普通のビデオ屋ならとっくに整理されているような昔のOVAが山ほど。わりとメジャーだけどなかなか全部は置いてない「ミスター味っ子」、「絶対無敵ライジンオー〜元気爆発ガンバルガー〜熱血最強ゴウザウラー」、「アイドル伝説えり子」といったもの。もちろんメジャーな作品はことごとく置いてあり、今まで入ったことがあるビデオ屋でこれに匹敵するのは新宿のTSUTAYAただ一つといってもいい。おそらく私が大学5回生の時ここに来ていれば、通いつめたのはまちがいないであろう。ただ、今の私にとってはちょっと場所が悪すぎる。九条の西の端で、桂川のすぐ近くだ。昔このへんまで撤去された自転車を取りに来たことがある。東一条に帰る途中、すごい雪になって、みじめだった覚えがある。今はビデオよりもやらなきゃいけないことがありすぎるのだ!残念である。
 武田邸にラジカセを運び(とても重かった)、かねてからやりたかったことを実行した。すなわち、「不死川魔沙王作品集(平成4年3月録音)」のmp3化である。テープレコーダーが武田邸になかったので、持っていったのである。まずテープからビデオに音をうつし、それをパソコンに取り込んだ。なかなかうまく行かなかったが、そのうち取り込む〜Wavcleanerで音をきれいにする〜圧縮する、という「形」を作ることができ、ようやくほとんどをmp3化できた。ありがたいことである。
 「明治の人物誌」(星新一)
9/9(土) 淡路花博というのに行こうと思って、舞子でバスに乗ろうとしたら、渋滞のためいつ来るかわからないとのこと。40分ほど待っていたが、この日はとにかく暑い日で、堪え難くなってきたため、途中で列を抜けて帰った。途中三ノ宮によって、「UNIX for WIN32 WindowsではじめるUNIX」という本を買ってくる。cyg-winというものを使って、ウィンドウズ上でUNIXが使えるらしい。インストールしようとするが、「パラメータが多すぎます」といったメッセージが出て実行できない。数時間費やしたがやっぱりできない。あきらめた。いったいこの手のものにいくら費やしてるんだか。
 「Perlプログラミング」の続き。今度はアンケートフォームを作った。書いてある通りにやるとできた。しかし、EUCやらシフトJISについては随分困らされた。
9/8(金) 駅前校にて、クラブSPの首領と会見する。彼らの仲間になり、学校のサーバーに50MBの場所をもらう。306教室で、telnetにより何時間かlinuxの世界を体験する。Xウィンドウは使えないが、コマンド操作には大分慣れた。やはり自分の場所があってそこに実際にディレクトリを作ってみたりしないと感覚がつかめない。また、越山氏に「最高ですか!!(法の華)」という音声ファイルをもらう。非常にすばらしい。帰ってからウィンドウズの起動音にした。
 「銀河パトロール隊」読了。どうもこの作者は「この文明は害悪を及ぼすから絶滅させないと いけない」という風な思考が好きらしい。「スカイラーク」シリーズでも銀河を一つ消滅させてたし(「ヴァレロンのスカイラーク」にて)。ところで、この頃の小説の宇宙船は真空管を使ってたようだ。
9/7(木) 部長のボードをチェック。夕方ようやく一本繋ぎ忘れているのを発見し、修正する。今度は正しく作動した。
 越山氏に借りた本「インターネットサーバ構築術 Linux編」難しい。もう一台やすいノートとハブを買って、そのうちやってみないといけないと思う。
 とりあえずソフマップでLANカードとクロスケーブルを購入。帰ってから繋いでみると、あっさりマックとウィンドウズの接続に成功した。今回は互いのwwwブラウザを介してファイルをやり取りする、いわゆる「イントラネット」を作ったことになる。難しくいうと「イントラネットを利用してピアツーピア型のLANを構築した」ということである。別のパソコンの画面に同じ内容のものが表示されているのを見るのは、大変感動的だった。いずれは「クライアントサーバー型」もやってみたい。
 イントラネットの実験に成功したのはいいが、こんどはインターネットがうまくいかなくなってしまった。難しい宿題はみんな明日(平野文「ふしぎ・きれい」より)
 「掲示板・アンケートで覚えるPerlプログラミングfor CGI」を読みはじめる。まず「おみくじプログラム」を試してみる。
9/6(水) 越山氏からネットワークについてのレクチャーを受ける。面白いので、こんどクラブSPにも仲間に入れてもらおうと思い、越山氏に仲介を依頼する。
 部長が作っていたボードが正しく作動しない。検査したが間違っているところはなさそうだ。人が作ったものはよくわからん。
 「LAN接続で困っていませんか」を読む。家のiMacとThinkpadを、とりあえず繋いでみようと思う。メモリを64MB買う。帰ってからThinkpadにつけると、速い速い。いままで16MBだったのがいきなり80MBになったんだから当たり前だ。もっと早くつければよかった。
9/5(火) ネットワーク学科の越山氏からtelnetなどについてレクチャーをうける。
 電池から5ボルトの電源を得るために3端子レギュレータを使うが、この回路を完成させる。今度電池を充電させて実験する必要がある。部長達とものみの塔などについて話す。その後部長が日曜日まで帰郷(松山)する。
9/4(月) しんどいので学校には行かなかった。工場の人たちは今日も働いているのだが・・・。
9/3(日) 6時頃起きて飯の支度をする。今日はよく晴れている。ものすごく寒い。おそらく昨日買った長袖の服がなければ死んでいたであろう。味噌汁の具に昨日の魚を使った。うまかった。乗鞍の地ビール(エール)というのを飲んだが、550円というのは少し高いと思う。味は濃くて良かった。テントを片付けて11時頃出る。温泉に行こうということになる。が、ここからが大変だった。まず野麦峠を越えた。野麦峠に「お助け小屋」というのがあり、非常に興味をそそられたが見学できなかった。山をおりた後、なぜかまた登りはじめ、とうとう乗鞍岳の一番上(2700メートル!)まで登ってしまった。万年雪でスキーをしている人が印象的だった。ハイマツのような高山植物が繁り、道行く人たちが皆冬のような格好をしている中、我々は半ズボンやビーチサンダルというふざけた姿で「寒いー!寒いー!」とわめきながらうろうろしていた。昼の2時に14度しかなかったのである。ここで昼飯を食ったが、私はあまり腹が減っていなかったので食わなかった。
 我々と同じような薄い格好の男が車からおりようとドアをあけ、外の寒さに驚いてあわててまたドアを閉めていた。それがおかしくて、みんなげらげら笑った。ある人は人が乗っている車の後ろにわざわざ行って立ち小便するなど、傍若無人な振舞いにおよんでいた。
 山を登るのは大変だったが、降りるのはあっけなかった。途中冨田さんの車のブレーキが煙を吹くなどアクシデントはあったが、4時頃には温泉に入ることができた。(名前失念)
 ここで精算を行い、私はほとんど無一文になった。
 この後松本に行き、回転寿司に入った。内陸で寿司を食うのもまた一興か。まあ、魚はもともと外国から凍ったのを持ってくるわけだから、どこで食べようと同じといえば同じだ。
 ここで平塚組とは別れ、ひたすら高速道路の旅となった。
 車の中ではいろいろ濃い話をしていたのだが、好評だったのは
・先生に注意されて、腹いせに机の上にウンコした話
・「魔女の宅急便」をけしからぬ目的で使った話
・吉田寮で豚の解体をしていた話
 だった。そのうち「濃い話」に加えておこうと思う。
 家に帰りついたのは12時頃で、たちまち眠り込んでしまった。それにしても、会社をやめた私のような人間を呼んでくれて、本当にありがたいことでした。
9/2(土) 5時頃起きて社宅に集合。ちなみに、どこにいくのかこの時点でまだ知らなかった。結局、長野県の方に行くらしい。参加者は7人で、後で平塚から2人加わる。全員男だ。
 途中、養老で柿ドリンクが飲めたのは幸いだった。ここで私はパーコー麺を食ったが、朝の8時に食べるには少々濃かった。
 高山で食料などを仕入れた。なにか独自お菓子のようなものがあるかと思ったが、なかった。加工品は愛知県のものが多かったようである。
 2000メートルぐらいの高さのキャンプ場についた。無印良品南乗鞍キャンプ場という。まさかこんな高い山に登るとは思っていなかった。外気は昼なのに冷たく、先が思いやられた。幸い、無印良品の店があったので、そこで長袖の服を買うことができた。
 カレーを作ったりしていると、豪雨になってしまった。が、なんとか飯を炊くことはできた。ひとり釣りがうまい人がいて、ニジマスをたくさん釣ってくれた。この人が魚の開き方をレクチャーしてくれたので、大変参考になった。バター焼きにすると大変うまかった。
 食べたり飲んだりその後片付けをした後、急速に寒くなってきたので、みなで火の周りで真露を飲んでいた。寒くて全然動きたくなかった。が、いつまでもこうしているわけにもいかないので、テントに集まってUNOを始めた。私ははじめ相当負けたが、後で取りかえしたのでだいたい2500円ほど勝った。経費を払ったらもう1000円ぐらいしか残らなかったので、助かった。
 結局10時頃寝たと思う。健康的だ。
 隣のテントの子供がとてもうるさかった。また、夜はすごい嵐になった。
9/1(金) 工場の人たちとキャンプに行くため、参加者の一人尾崎さんの家に泊めてもらうことになる。ひさしぶりに行ったら、いいパソコンが置いてあり、インターネット常時接続ができるようになっていた。うらやましい。夜、尾崎さんの車でメッコール探索に出かける。「メッコールファンクラブ」のホームページに載っていた自販機のありかをいくつか辿ってみたが、どれもなくなっていた。(阪急曽根駅まえのパン屋の軒先、扇町ミュージアムスクエア隣ほか)残念である。「魔界転生」(山田風太郎)